<Press Release>
2020年8月12日
ニュースキンジャパン株式会社
学校変革プログラム「リーダー・イン・ミー」
2020年度は17校、計5,814名の児童を支援
2016年度からの支援累計は21校、8,827名
ニュースキンジャパン株式会社は、一般社団法人 The Global Leadership Impact Fund Japan(所在地:東京都千代田区、代表理事:猪口 真/以下 TGLIFJ)が取り組む学校変革プログラム「リーダー・イン・ミー」を今年度も新たに4つの公立小学校へ導入するための支援を行います。今回の支援により2020年度は、計17校、5,814名の子どもたちがリーダーシップについて学びます。また、2016年度からの累計で21校、8,827名に「リーダー・イン・ミー」を学ぶためのサポートを行っています。
リーダー・イン・ミー(The Leader In Me)とは?
教育者たちと協力して開発された、21世紀に生きる子どもたちのために必要とされるスキルを育むための学校変革プログラムです。すべての子どもはリーダーになれるという方針のもと、スティーブン・R・コヴィー著『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』のフレームワークに基づき3年間かけて導入し、自分で考え主体的に行動するリーダーシップを学校全体で育成するものです。
今年度で TGLIFJ とのメインスポンサー契約締結から5年目となります。これまでに導入した学校では、子どもたちの学校生活や家庭での家族との関わりにも大きな変化が見られ、特に新型コロナウイルス感染拡大防止による休校措置の間も子どもたちは落ち着いた様子だったという声が学校から届きました。そこで、もっと多くの子どもたちにこのプログラムを知ってもらうため、今年度は新たに東京都、神奈川県、千葉県、愛知県にある計4校の公立小学校、計1,829名への3年間プログラム実施のための支援を追加します。
新型コロナウイルスによる休校措置の影響から、授業時間数の確保が難しい状況の中、各学校では、「リーダー・イン・ミー」の授業を新たに設けるのではなく、道徳の授業や全校集会、学級活動で取り入れたり、校内の掲示物や配布物を活用したりするなど、学校のあらゆる場面で実施できるようさまざまな工夫を凝らしています。また、「リーダー・イン・ミー」の講師による教員への研修やサポートはオンラインツールやソーシャルメディアを利用しながら行っています。
「リーダー・イン・ミー」は、ニュースキンジャパンの支援により、公立小学校への研修やワークショップの実施、テキストの制作、配布などを行なっています。
「リーダー・イン・ミー」導入支援校
年度 |
学校 |
児童数 |
2016年度 |
茨城県猿島郡境町の公立全小学校5校
(境町との契約により6年間の支援を実施中) |
1,248名 |
2017年度 |
東京都の公立小学校3校、大阪府の公立小学校1校
(2019年度をもって支援終了) |
3,013名 |
2018年度 |
東京都の公立小学校4校 |
1,500名 |
2019年度 |
東京都東大和市の公立小学校1校 |
284名 |
東京都東久留米市の公立小学校1校 |
349名 |
大阪府大阪市の公立小中一貫校(小学校)1校 |
425名 |
大阪府大阪市の公立小学校1校 |
179名 |
2020年度 |
東京都の公立小学校1校 |
514名 |
神奈川県横浜市の公立小学校1校 |
261名 |
千葉県船橋市の公立小学校1校 |
579名 |
愛知県江南市の公立小学校1校 |
475名 |
5年間の累計 |
導入小学校21校 |
総計8,827名 |
「リーダー・イン・ミー」プログラムの概要
1年目 |
校長、教頭を含む全教員へ「7つの習慣」の概要の理解やパラダイム(発想)の変換について研修・ワークショップを行い、
学校全体のビジョンと目標を決定する。次に児童も含めた学校全体で、
リーダーシップを発揮するための下地をつくる。 |
2年目 |
「7つの習慣」の基本原則を日常生活で応用できるよう、
学校生活のさまざまな機会で実践する。 |
3年目 |
自立から相互依存(共生と協働)へと主体性発揮の領域を広げることで、
自尊感情や学力の向上に至るバランスのよい習慣、人格を養う。 |
「リーダー・イン・ミー」導入校の取り組みをレポート
① まず教員が深く理解し、学校生活の中でリーダーシップを育む環境を整える(A校の場合)
1年目から全教員が「(子どもたち)一人ひとりがリーダーとなる」ことを目標に、「リーダー・イン・ミー」を授業に取り入れるほか、さまざまな活動と関連付けてプログラムを展開しました。プログラムが終了する頃には全学年の担任、専科、特別支援学級の教員が3年間の振り返りワークショップを行い、各習慣をいつどのように授業や行事、活動に活かしたかを共有。教員が「7つの習慣」を深く理解することで、学校生活のさまざまな場面に応用することができていました。
② 自分や仲間を知る力をつけ、相乗効果(シナジー)によるみんなの成長を促す(B校の場合)
自分や友だちの長所を見つけ、葉をデザインしたカードに書く「いいとこ見つけ」を、6月から学年が終わるまで年間をとおして行いました。自分の得意なことを人に伝えることで自分自身に自信がつき、友だちのいいところを見つけることでさまざまな価値観を受け入れることができ、最終的にお互いの成長につながりました。
③ 言えるようになる力(宣言力)を育み、リーダーシップの基本を習慣化する(C校の場合)
自分の強みを活かしてリーダーシップを発揮できるよう、教室に「みんなのためにできること」を書いた宣言文を貼りました。これは、校舎内や教室内で常にリーダーシップを意識させるための環境づくり、「見える化」のひとつです。子どもたちが互いに応援し協力することでコミュニケーションが増え、リーダーとして頼られた子どもには自信が生まれました。
ニュースキンジャパンは、Force for Goodの理念の基、2006年にニュースキンジャパン フォース フォー グッド基金*を設立し、支援を必要とする子どもたちへ笑顔を届けるための活動や、子どもたちにとって住み良い世界を創るための活動などに役立てています。今後も「リーダー・イン・ミ ー」の導入支援を継続することで、多くの子どもたちの輝く未来と笑顔につながるためのサポートを実施してまいります。
*「人々がより豊かになるための力となる」という企業理念に基づき社会貢献活動を行っています。2016年から、ニュースキンジャパンの全製品の売上利益1%を寄付し、子どもたちの明るい未来につながる活動に役立てる「One for Smiles」を継続しています。
■一般社団法人 The Global Leadership Impact Fund Japan
グローバルにも通用するリーダーシップ教育について、さまざまな論議がある中、人格主義が基礎となるリーダーシップこそ、真のリーダーシップと考え、そのような教育を広めていく活動を目的として、フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社の支援を得て、2015年4月に設立されました。以降、同方針に賛同が得られる企業へのスポンサー支援の呼びかけや、公立学校へリーダーシップに関する講演や授業を行うなどの、直接的支援等、活動を行っています。
http://leadershipjapan.org/